なぜセリア?クリスマスネイルに100均が最強な理由
クリスマスが近づくと、指先も華やかに飾りたくなるものです。でも、ネイルサロンに行くと数千円から一万円近くかかってしまうこともあり、学生さんや節約中の方にとっては少しハードルが高いかもしれません。そこで強くおすすめしたいのが、セリアのネイルグッズを使ったセルフネイルです。
セリアがすごい理由は、なんといってもそのコストパフォーマンスの高さにあります。ジェルネイルも、ネイルシールも、キラキラしたパーツも、すべて1つ100円(税抜)で購入できます。たとえば、赤と緑とゴールドの3色を揃えてもたったの300円です。これなら、お小遣いの範囲内でも十分にいろいろなデザインに挑戦できます。
さらに、セリアのネイル用品は種類が圧倒的に豊富です。「これが100円?」と驚くような可愛いデザインのネイルシールや、プロも注目するようなニュアンスカラー(はっきりした色ではなく、微妙で絶妙な色合いのこと)のジェルがたくさん並んでいます。特にクリスマスシーズンになると、雪の結晶やサンタクロース、トナカイなどの専用アイテムが入荷されるため、選んでいるだけでもワクワクしてきます。
そして品質も侮れません。最近の100均ネイルは進化しており、発色が良く、塗りやすいものが増えています。セリアのジェルネイルはLEDライトでしっかりと固まるタイプなので、マニキュアのように「乾くのを待っている間にヨレてしまった」という失敗もありません。安くて、種類が多くて、使いやすい。これがセリアでクリスマスネイルをするべき最大の理由です。
貼るだけで即完成!セリアのクリスマスネイルシール活用術
「不器用だから自分で絵を描くのは無理」と諦めている方には、ネイルシールが救世主となります。セリアには、貼るだけで本格的なアートが完成する優秀なシールがたくさんあります。特に「貼るジェルネイルシール」という商品は、爪の形に合わせてシールを貼り、余った部分を削るだけで、まるでサロンで施術したようなツヤツヤの仕上がりになります。
上手に貼るためのコツは、まず自分の爪のサイズに合ったシールを選ぶことです。もしぴったり合うサイズがない場合は、少し大きめのものを選んで、ハサミでカットして調整しましょう。そして、シールを貼る前には必ず爪の表面の油分や水分を拭き取ってください。消毒用エタノールや除光液を含ませたコットンで拭くと良いです。油分が残っていると、シールがすぐに剥がれてしまう原因になります。
シールを貼るときは、甘皮(爪の根元にある薄い皮)に重ならないように注意し、根元から爪先に向かって空気を抜くように密着させます。最後に、爪の先端からはみ出たシールを、ネイルファイル(爪やすり)を使って上から下へ一方方向に削り落とします。これで完成でも良いのですが、さらに持ちを良くしたい場合は、上からトップコートやトップジェルを塗って固めると、シールが保護されて長持ちしますし、ぷっくりとした厚みが出てより可愛くなります。
デザインの選び方ですが、すべての指に派手な柄のシールを貼ると少しごちゃごちゃした印象になることがあります。そんなときは、親指と薬指だけに柄のあるシールを貼り、他の指はワンカラー(単色塗り)のシールやシンプルなデザインにすると、バランスが取れておしゃれに見えます。セリアのシールコーナーで、お気に入りの組み合わせを探してみてください。
初心者も安心!セリアジェルで揃えるクリスマスの定番カラー
セリアのジェルネイルを使ってみたいけれど、どの色を選べばいいかわからないという方のために、クリスマスネイルに欠かせない定番カラーを紹介します。セリアのジェルはボトルの色がそのまま中身の色になっていることが多いので、直感的に選びやすいのが特徴です。
まずは王道の「レッド」です。クリスマスといえばやっぱり赤。セリアには鮮やかな赤から、少し深みのあるボルドー寄りの赤まで数種類あります。明るい赤はサンタクロースのような元気なイメージに、深い赤は大人っぽいエレガントなイメージになります。初心者は一度塗りだとムラになりやすいので、薄く二度塗りをして濃さを調節するのがポイントです。
次に外せないのが「グリーン」です。クリスマスツリーやリースの色として使います。セリアのグリーンは発色が良く、赤と組み合わせるだけで一気にクリスマス感がアップします。もし緑色を爪全体に塗るのに抵抗がある場合は、赤や白のネイルの上に、細い筆を使ってワンポイントで緑を入れるだけでも十分に雰囲気が出ます。
そして、キラキラ感を出すための「ゴールド」や「シルバー」のラメ入りジェルも必須アイテムです。セリアのラメジェルは、ラメがぎっしり入っていてライン(線)を引きやすいものや、大粒のホログラム(光を反射する薄いフィルム状の素材)が入ったものなど種類が豊富です。赤や緑の単色塗りの指に、一本だけゴールドのラメネイルを入れると、華やかさがグッと増します。
最後に、雪をイメージさせる「ホワイト」です。真っ白なホワイトも良いですが、肌馴染みの良い「ミルキーホワイト」や、少し透け感のある「シアーホワイト」もおすすめです。これらの白をベースに塗って、その上からシールやパーツを乗せると、冬らしい清楚なネイルになります。まずはこの4色(赤、緑、ラメ、白)の中から好みのものを数本揃えてみましょう。
100円パーツで高見え!雪の結晶とスタッズの配置テクニック
ネイルをさらにランクアップさせたいなら、ネイルパーツの出番です。セリアの手芸コーナーやネイルコーナーには、小さな金属のパーツやラインストーンがたくさん売られています。これらを少し乗せるだけで、まるでプロにやってもらったような「高見え」ネイルになります。
冬の定番といえば「雪の結晶」のメタルパーツです。ゴールドやシルバーの薄い金属で作られた雪の結晶は、ベースの色を選ばずに使えます。おすすめの配置は、爪の真ん中にどんと置くのではなく、爪の根元や端の方にさりげなく乗せるスタイルです。たとえば、ネイビー(濃い紺色)のネイルの上にシルバーの雪の結晶を置くと、夜空に雪が降っているようなロマンチックなデザインになります。
また、丸い形や四角い形の小さな金属パーツである「スタッズ」も便利です。クリスマスツリーのオーナメント(飾り)に見立てて、緑色のネイルの上にカラフルなスタッズを散りばめたり、爪の根元に一粒だけ置いてアクセントにしたりと、使い方は無限大です。パール(真珠のようなパーツ)と組み合わせると、上品で女性らしい雰囲気になります。
パーツを付けるときは、ベースとなるジェルを塗って硬化した後、パーツを置きたい場所に少量のクリアジェル(透明なジェル)を糊代わりに塗ります。その上にピンセットでパーツを乗せて、一度ライトで硬化させます。これだけだと引っかかって取れやすいので、仕上げにトップジェルをパーツの上から全体にたっぷりと塗り、しっかりと埋め込むようにしてください。特に大きなパーツを使う場合は、隙間を埋めるようにジェルを流し込むのがコツです。
筆一本で描ける!簡単クリスマスツリー&リースの作り方
シールやパーツも良いけれど、自分でアートを描いてみたいというチャレンジャーなあなたへ。実は、筆一本あれば意外と簡単にクリスマスツリーとリースを描くことができます。特別な道具がなくても、セリアで売っている細い筆(ライナーブラシ)や、なければ爪楊枝でも代用可能です。
まずはクリスマスツリーの描き方です。ベースとなる色(白やベージュがおすすめ)を塗って硬化した後、緑色のジェルを筆に取ります。爪の根元あたりから先端に向かって、三角形になるように線を描くか、もしくはドット(点)を打っていきます。きれいな三角形にならなくても大丈夫です。むしろ、少し不揃いなほうが手描き感があって可愛いです。緑色が乾いたら(硬化したら)、三角形の頂点にゴールドの星パーツやスタッズを置き、中にもカラフルなストーンを乗せれば、立派なツリーの完成です。
次にクリスマスリースです。これもベースカラーを塗った後、緑色のジェルで円を描きます。きれいな丸を描くのが難しい場合は、小さい点を円状にポンポンと置いていくだけでもリースに見えます。あえてきっちり塗りつぶさずに、筆のかすれ具合を残すとリアルな葉っぱのような質感が出ます。円が描けたら硬化し、赤いストーンやリボンのパーツを飾れば出来上がりです。
もっと簡単にしたい場合は、ラメジェルを使うのも手です。ゴールドのラメジェルで三角形や円を描くだけで、キラキラ輝く大人っぽいツリーやリースになります。これなら色が混ざる心配もないので、失敗が少なくなります。最初は紙の上で練習してみて、自信がついたら爪に描いてみましょう。
立体感が可愛い!アイシングジェルで作るニットネイル
冬ネイルのトレンドといえば、セーターの網目のような模様を立体的に表現した「ニットネイル」です。難しそうに見えますが、セリアで売っている「アイシングジェル」を使えば、セルフでも挑戦できます。アイシングジェルとは、普通のジェルよりも粘度が高く、とろっとしていて流れにくいジェルのことです。クッキーのアイシングのように、ぷっくりとした線を引くことができます。
やり方はシンプルです。まずベースカラーを塗り、マットトップコート(ツヤ消しのトップコート)を塗って硬化させます。ニットネイルはツヤがないほうがリアルな質感が出るため、マット仕上げにするのが一般的です。その上から、アイシングジェルを細い筆に取り、ニットの模様を描いていきます。定番の模様は、真ん中に編み込みのような「8の字」を描き、その両サイドに直線を引いたり、点を打ったりするデザインです。
一度で高さを出そうとするとジェルが流れてしまうことがあるので、「描いては硬化する」を2〜3回繰り返すのがきれいに仕上げるコツです。少しずつ重ねていくことで、しっかりと立体感が出ます。最後に、描いた模様の上からもう一度マットトップコートを塗って仕上げます。これで、思わず触りたくなるようなモコモコしたニットネイルの完成です。
色はホワイトやピンク、グレーなどのパステルカラーや淡い色がニットのデザインによく合います。セリアのアイシングジェルは透明なタイプが多いので、手持ちのカラージェルと混ぜて色を作るか、透明なまま描いて上から色を塗る方法もありますが、クリアなまま仕上げて「氷ネイル」のようにするのも冬らしくて素敵です。
派手すぎないのが良い!オフィス向け「大人クリスマス」デザイン
学校や職場の規則が厳しくて、赤や緑の派手なネイルはできないという方もいるでしょう。そんな方には、色味を抑えつつクリスマスの雰囲気を取り入れた「大人クリスマス」ネイルがおすすめです。ポイントは、肌馴染みの良いヌーディーカラー(ベージュや薄いピンク)をベースにすることです。
たとえば、ベージュのワンカラーネイルの薬指だけ、先端に細くゴールドのラメラインを引く「スキニーフレンチ」というデザインはいかがでしょうか。シンプルですが、ゴールドの輝きがさりげなくクリスマスを感じさせます。また、乳白色(少し白濁した色)をベースにして、小さなパールや極小のスタッズを根元に一つだけ置くのも上品です。
もう少し遊び心が欲しいなら、「チェック柄」を取り入れてみましょう。ただし、赤や緑ではなく、モカやグレージュ(グレーとベージュの中間色)といった落ち着いた色で細いチェックを描きます。これならオフィスでも浮きませんし、冬らしい温かみのあるデザインになります。セリアには、貼るだけでチェック柄になるネイルシールもあるので、それを活用するのも賢い方法です。
また、最近人気の「マグネットネイル」もおすすめです。専用の磁石を近づけて模様を作るジェルで、セリアからも発売されています。ブラウンやピンクベージュのマグネットジェルを使えば、角度によってキラキラと光る奥行きのあるネイルになり、派手すぎないけれど存在感のある指先を演出できます。大人のクリスマスは、引き算のおしゃれを楽しみましょう。
セルフネイルを長持ちさせるための下準備と仕上げのコツ
せっかく可愛くできたクリスマスネイル、どうせならクリスマス当日まで長持ちさせたいですよね。ジェルネイルがすぐに剥がれてしまう主な原因は、下準備(プレパレーション)不足と塗り方にあります。
まず一番大切なのが甘皮の処理です。爪の根元に薄い皮が張り付いていると、その上からジェルを塗ってもすぐに浮いてきてしまいます。お風呂上がりなど皮膚が柔らかくなっているときに、綿棒やプッシャー(甘皮を押し上げる道具)を使って優しく押し上げてください。そして、爪の表面を軽くスポンジファイル(柔らかいやすり)でサンディング(少し傷をつけること)すると、ジェルの密着が良くなります。ただし、削りすぎには注意してください。
次に、ジェルを塗る前の油分除去です。これはネイルシールの時と同じく、消毒用エタノールなどで爪の表面と裏側、爪先までしっかりと拭き取ります。ここで油分が残っていると、数日でペロリと剥がれてしまうことになります。
塗るときのポイントは、「皮膚につかないように塗る」ことと「エッジ(爪の先端の断面)まで塗る」ことです。ジェルが皮膚にはみ出したまま硬化すると、そこから空気が入り込んで浮きの原因になります。もしはみ出したら、硬化する前に必ず爪楊枝などで拭き取ってください。また、爪の先端の断面部分にも筆を立ててジェルを塗ることで、爪先からの欠けを防ぐことができます。
仕上げのトップジェルは少し厚めに塗ると強度が上がります。特にパーツを乗せた部分はしっかりと覆ってください。これらの一手間を惜しまないことで、100均のジェルでも2〜3週間、きれいな状態を保つことができます。
週末だけ楽しみたい!ピールオフジェルで簡単オフ
「平日は学校やバイトでネイルができないけれど、クリスマスの週末だけ楽しみたい!」という高校生や学生さんには、セリアの「ピールオフベースコート」が最強のアイテムです。これは、その名の通り「剥がせる」ベースジェルのことです。
通常のジェルネイルをオフする(落とす)には、表面を削って、アセトンという専用の除去液を染み込ませて…と、かなり時間と手間がかかります。しかし、このピールオフベースコートを一番最初に塗っておけば、オフしたいときに爪の端からシールのようにペリッと剥がすことができます。除光液もリムーバーも不要です。
使い方は簡単です。爪の油分を拭き取った後、普通のベースジェルの代わりにピールオフベースコートを塗り、ライトで硬化させます。その上から好きなカラーのジェルやパーツでアートをして、最後にトップジェルで仕上げるだけです。見た目は普通のジェルネイルと全く変わりません。
剥がすときは、お風呂に入って爪をお湯で温めながら行うと、爪への負担を減らしてきれいに剥がすことができます。無理やり剥がすと爪の表面を持っていかれてしまうことがあるので、ウッドスティック(木の棒)などを隙間に差し込んで優しく剥がしてください。これなら、「日曜日の夜にサッと剥がして、月曜日は素爪で登校」という使い方が可能です。週末ネイル派の必須アイテムと言えるでしょう。
全身100均で完成!おすすめクリスマスネイルデザイン集
最後に、これまで紹介したアイテムやテクニックを組み合わせた、おすすめのクリスマスネイルデザインをいくつか提案します。すべてセリアで材料が揃うので、ぜひ真似してみてください。
1. 王道キュートな「サンタ&トナカイ」ネイル
親指と薬指に赤を塗り、その他の指は白や緑で塗ります。赤の爪には、白のジェルとドットペン(爪楊枝の裏でもOK)を使ってサンタさんのヒゲを描き、黒い点で目を入れます。茶色のジェルがあればトナカイの顔も描けますが、難しい場合はトナカイのシールを使っても可愛いです。ポップで元気な印象になります。
2. 大人エレガントな「ボルドー×ゴールド」ネイル
深みのあるボルドーを全指に塗ります。人差し指と小指の根元に、ゴールドのスタッズを一つずつ置きます。薬指だけ、ゴールドのラメジェルで爪全体を埋め尽くします。シンプルですが非常に華やかで、ディナーデートなどにもぴったりの大人っぽいデザインです。
3. 雪降る夜の「ネイビー×スノー」ネイル
ネイビーまたは深い青をベースに塗ります。乾く前に、シルバーのラメを少しだけ筆に取り、爪の先端から中央に向かって散らしてグラデーションにします。その上に雪の結晶のシールやパーツを乗せます。まるで夜空に雪が舞っているような幻想的なネイルになります。
4. ふんわり甘い「ホワイトニット」ネイル
すべての指にミルキーホワイトを塗ります。中指と薬指だけマットトップコートで仕上げ、その上からアイシングジェルでニット模様を描きます。他の指には、パールやピンクゴールドのパーツを控えめに乗せます。白一色でまとめることで、冬らしくて守りたくなるような可愛らしさを演出できます。
セリアには無限の可能性があります。100円ショップのアイテムを上手に活用して、あなただけの素敵なクリスマスネイルを楽しんでくださいね。
