セリアの名札コーナーには何があるのか
100円ショップのセリアには驚くほど多くの名札が並んでいます。
文房具コーナーの片隅にあると思われがちですが、実はとても充実したラインナップです。
事務用品として使うシンプルなものだけではありません。
デザインがおしゃれなものや、特定の用途に特化したものまであります。
まずはお店に行く前に、どのような種類があるのかを知っておくと便利です。
一般的に名札といっても、その形状はさまざまです。
首から下げる吊り下げタイプは、イベントや来客用としてよく使われます。
胸ポケットに挟むクリップタイプは、服を傷つけたくない人に人気です。
安全ピンが付いているタイプは、しっかりと固定したい場面で活躍します。
セリアではこれらの基本的な種類がすべて揃います。
さらに、素材にも違いがあります。
カチッとした硬さのあるハードタイプは丈夫さが魅力です。
柔らかいソフトタイプは割れる心配が少なく、安全性に優れています。
このように、用途や好みに合わせて選べるのがセリアの大きな魅力です。
まずは自分がどのような場面で使いたいのかをイメージしてみましょう。
仕事や学校で使える実用的な選び方
ビジネスシーンや学校行事で使うなら、見やすさと使いやすさが重要です。
会社で支給されるIDカードを入れるケースを探している人も多いでしょう。
その場合は、カードのサイズを正確に測ることが第一歩です。
一般的な名刺サイズであれば、ほとんどの名札ケースに対応します。
しかし、セキュリティカードなどは厚みがある場合もあります。
セリアには厚みのあるカードに対応したケースも売られています。
購入前にパッケージの記載サイズを確認することが大切です。
また、毎日使うものであれば耐久性も無視できません。
頻繁に出し入れするなら、取り出し口が破れにくい補強加工されたものがおすすめです。
リール付きのストラップと組み合わせれば、タッチ式の改札やドアもスムーズに通れます。
セリアにはリール付きのストラップも豊富にあり、色やデザインを選べます。
シンプルな黒や紺色はビジネスに最適です。
一方で、学校の保護者証として使うなら、少し明るい色を選ぶのも良いでしょう。
服装に合わせやすいベージュやグレーといった落ち着いた色味も人気です。
服に穴を開けないための工夫
名札をつけるときに気になるのが、大切な服に穴が開いてしまうことです。
特に制服やスーツ、お気に入りのブラウスには安全ピンを刺したくありません。
そんな悩みを解決するアイテムがセリアにはあります。
クリップ式の名札留めは、服の生地を挟んで固定する仕組みです。
これなら針を使わずに名札を装着できます。
クリップの力加減もちょうどよく、生地を傷めにくい工夫がされています。
また、ポケットに差し込むタイプのクリップもあります。
これは胸ポケットがある服を着る場合に非常に便利です。
上から差し込むだけでしっかりと固定され、落ちる心配もありません。
子供用の名札クリップも充実しています。
子供は動き回るため、名札が引っ張られて服が破れることがよくあります。
セリアで売られているキッズ用のクリップは、強い力が加わると外れる安全設計のものがあります。
これなら怪我の防止にもなり、親としても安心です。
デザインも星型やハート型など、子供が喜ぶ形が揃っています。
推し活で大活躍するぬいぐるみ用名札
今、セリアの名札が注目されている最大の理由は推し活です。
特にぬいぐるみに着せるための小さな名札が大ヒットしています。
これは「ぬい活」と呼ばれる趣味の一つで、自分の好きなキャラクターのぬいぐるみを飾る遊びです。
セリアでは、ぬいぐるみ専用の小さな名札バッジが販売されています。
本物の名札をそのまま小さくしたようなリアルな作りが特徴です。
中には台紙が入っており、そこにキャラクターの名前を書き込むことができます。
自分の推しの名前を書いてぬいぐるみに着ければ、世界に一つだけのグッズが完成します。
サイズも数種類あり、ぬいぐるみの大きさに合わせて選べます。
また、名札ケース自体をデコレーションするのも流行しています。
透明なケースの中に、推しの写真や切り抜きを入れます。
その周りをシールやラインストーンで飾れば、華やかなオリジナルグッズになります。
ボールチェーンを通せる穴が開いているケースなら、カバンに付けて持ち歩くことも可能です。
安価なセリアの商品だからこそ、失敗を恐れずに自由にアレンジを楽しめます。
ハードタイプとソフトタイプの違いを理解する
名札ケースを選ぶ際、ハードタイプかソフトタイプかで迷うことがあります。
それぞれの特徴を正しく理解して使い分けることが大切です。
ハードタイプは、プラスチックのような硬い素材で作られています。
透明度が高く、中の文字がくっきりと見えるのがメリットです。
また、中に入れたカードが折れ曲がるのを防いでくれます。
大切な社員証やICカードを保護したい場合にはハードタイプが向いています。
ただし、強い衝撃が加わると割れてしまう可能性があります。
一方、ソフトタイプはビニールのような柔らかい素材です。
手になじみやすく、落としても割れることはありません。
安全性高いため、子供が使う場合や、動きの多い作業現場などに適しています。
また、ソフトタイプはチャック付きのものが多いのも特徴です。
チャックを閉めれば水やホコリが入るのを防げます。
屋外でのイベントや、雨の日の使用にはソフトタイプのチャック付きが安心です。
セリアでは両方のタイプがサイズ別に並べられているので、実際に触って確かめてみましょう。
サイズ選びで失敗しないためのポイント
名札を買ってからサイズが合わなかったという失敗は避けたいものです。
名札にはいくつかの規格サイズがあります。
最も一般的なのは「名刺サイズ」と呼ばれるものです。
これは約91mm×55mmの大きさで、多くの名札やカードがこのサイズで作られています。
しかし、少し大きめの「B8サイズ」や、さらに大きい「ハガキサイズ」なども存在します。
イベントのスタッフ証などは、遠くからでも見えるようにハガキサイズを使うことがあります。
セリアではこれらのサイズがパッケージに大きく記載されています。
入れるものよりも一回り大きいサイズを選ぶと、出し入れがスムーズです。
ピッタリすぎると、インクがケースの内側に張り付いてしまうことがあります。
これを防ぐために、少し余裕のあるサイズを選ぶのがコツです。
また、複数のカードを重ねて入れたい場合も注意が必要です。
厚みが出ると標準的なケースには入らないことがあります。
その場合は、マチ付きや厚手対応と書かれた商品を探しましょう。
自分の入れたいものの縦横の長さをメモしてから店に行くと確実です。
ネックストラップとリールの活用術
名札ケースとセットで考えたいのが、首から下げるネックストラップです。
セリアのネックストラップ売り場は、名札売り場のすぐ近くにあることが多いです。
シンプルな紐だけのものから、機能的なパーツが付いたものまであります。
特におすすめなのが、リールが付いているタイプです。
リールとは、紐が伸縮する仕掛けのことです。
ケースを引っ張ると紐が伸び、手を離すと自動的に巻き取られます。
これをIDカードケースに付けておけば、セキュリティゲートにタッチするときにわざわざ首から外す必要がありません。
非常にスムーズに行動できるため、オフィスワークの人に重宝されています。
また、安全パーツ付きのストラップも重要です。
強い力がかかると接続部分が外れる仕組みになっています。
万が一、シュレッダーやドアノブにストラップが引っかかっても、首が締まる事故を防げます。
特に子供や工場で働く人には、この安全パーツ付きが必須と言えるでしょう。
セリアでは100円でこの安全機能が付いたストラップが手に入ります。
収納アイテムとしての意外な使い方
名札ケースは、本来の用途以外にも収納グッズとして優秀です。
透明で中身が見えるという特徴を生かして、小物の整理に使えます。
例えば、アクセサリーの収納です。
ピアスや指輪を小さな名札ケースに個別にしまえば、絡まることもなく一目で中身がわかります。
切手やクリップなどの細かい文房具を分類するのにも便利です。
ハードケースなら立てて収納することもできるため、引き出しの中がすっきり片付きます。
ラベルシールを貼って中身を書いておけば、さらに分かりやすくなります。
また、薬の持ち運びにも使えます。
1回分の薬をソフトケースに入れておけば、ポーチの中で散らばりません。
防水性のあるチャック付きのソフトケースなら、旅行の際のシャンプーや化粧水の試供品入れにもなります。
このように、アイデア次第で家中の整理整頓に役立ちます。
100円で複数枚入っている商品もあるため、コストパフォーマンスも抜群です。
まとめ買いをして、家の中の細々したものを整理してみましょう。
イベントやセミナーでの大量利用にも対応
結婚式の二次会や同窓会、地域のイベントなどで、急に大量の名札が必要になることがあります。
そんなときもセリアは頼りになります。
1つのパッケージに5枚や10枚入っている大容量タイプが販売されているからです。
簡易的なソフトケースと紐のセットなら、非常に安く数を揃えられます。
一度しか使わないイベント用であれば、高価な名札は必要ありません。
セリアの商品で十分に対応できます。
また、手書き用の紙の中紙が付属している商品も多いです。
パソコンで印刷しなくても、その場ですぐに名前を書いて使えます。
参加者が当日増えた場合のために、予備を用意しておくのにも負担になりません。
色違いのストラップを使えば、スタッフと参加者を色で区別することも可能です。
赤はスタッフ、青はゲストといったように使い分けると運営がスムーズになります。
大量に必要な場合は、事前にお店に在庫を確認するか、取り寄せをお願いすることもできます。
早めに準備を始めれば、低予算でしっかりとしたイベント運営が可能です。
自分だけのオリジナル名札を作るDIYアイデア
最後に、セリアの商品を使って名札を可愛くリメイクする方法を紹介します。
誰とも被らないオリジナルの名札は、愛着が湧くだけでなく会話のきっかけにもなります。
簡単なのはマスキングテープやシールを貼ることです。
ケースの縁をマスキングテープで囲むだけで、雰囲気ががらりと変わります。
季節に合わせたデザインに変えるのも楽しいでしょう。
もう少し凝りたいなら、レジンを使ったデコレーションがあります。
ハードケースの表面にUVレジン液を塗り、ラメや押し花を閉じ込めます。
硬化させれば、キラキラと輝く本格的なアクセサリーのような名札になります。
ただし、ICカードを入れる場合は厚みに注意してください。
読み取り機に反応しづらくなる可能性があるため、裏面はシンプルにしておくのが無難です。
また、ストラップをリボンに変えるのも素敵です。
好みの色のリボンやレースをストラップとして取り付ければ、ファッションの一部として楽しめます。
セリアの手芸コーナーにはたくさんのリボンやパーツがあります。
名札売り場と合わせてチェックし、組み合わせを考える時間はとてもワクワクします。
仕事の合間にふと目に入る名札が可愛いと、気分も上がります。
ぜひ自分好みのアレンジに挑戦してみてください。
